糸魚川/上越境界(新潟) 峰山(599.1m) 2019年11月9日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 14:15 遊歩道入口−−14:29 林道−−14:36 林道終点(展望台、熊野山荘) 14:39−−14:48 峰山−−14:56 林道終点(展望台、熊野山荘)−−15:00 林道を離れる−−15:12 遊歩道入口

場所新潟県糸魚川市/上越市
年月日2019年11月9日 日帰り
天候
山行種類一般登山→プチ籔山
交通手段マイカー
駐車場山頂北西側の溜池下に遊歩道入口&駐車場あり
登山道の有無熊野山荘まであり、そこから山頂まではほぼ廃道化
籔の有無熊野山荘から山頂までは立った根曲がり竹。ただし密度は低い
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
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コメント山頂北西側の破線を登ろうとしたらそこには林道が通っており、遊歩道の案内標識で溜池下の駐車場へ。そこから山頂西のお寺マーク(熊野山荘)まで遊歩道&林道あり。ここには展望台があり東、南〜南西方向が開ける。熊野山荘から山頂までもかつては遊歩道が通じていたのだろうが今はほぼ廃道で根曲がり竹がはみ出している。山頂も根曲がり竹に覆われて展望は無い




地形図に無い林道入口(遊歩道入口) 直進は遊歩道、右はたぶん熊野山荘へ続く林道だと思う
遊歩道入口に駐車場あり 遊歩道入口
遊歩道入口の案内図。熊野山荘まで車道が続いているようだ。方位が書いてないので地形図との照合に苦労した
工事中の溜池堰堤直下 溜池の堰堤は強化工事中。近年は大雨続きだからなぁ
溜池より先の遊歩道は怪しくなる 左へトラバース
この標識だけは立派 ブナに覆われた尾根を登る道は良好
妙にねじれたブナ 林道に出た
「熊野大神宮 奥の院」と書かれている この祠が熊野大神宮 奥の院らしい
祠の先に展望台。林道はここが終点 展望台から見た妙高、火打山、焼山方面
展望台から焼山を拡大 展望台から後立山方面
展望台から東側。米山や弥彦山が見える 三角屋根の熊野山荘。地形図のお寺マーク
熊野山荘 入口は施錠されていた
熊野山荘より奥は廃道状態でいきなり迷う 一応、道形は残っている
ここは明瞭 階段もある
でも階段も藪に埋もれる 小鞍部に出たら左へ曲がる。目印あり
鞍部で左に曲がってすぐに右へ。尾根の北直下を登る 峰山山頂。根曲がり竹に覆われる
峰山山頂の三角点 帰りの熊野山荘前
展望台 林道から遊歩道分岐点
空っぽの溜池 遊歩道入口に戻る


・御殿山の藪漕ぎで疲れたがまだ時間に余裕があるので、軽い山をもう1山稼ぐことに。糸魚川市内の山で未踏の山のうち、軽く登れるのは東端の上越市との境界付近の山で、その中でも地形図で山頂近くまで破線が描かれている峰山とした。ここなら車道から山頂までの標高差は約200m、所要時間は30分程度だろう。破線は山頂西側のお寺マークまでしか書かれていないが、そこから山頂は近いのでもし藪漕ぎでも大した労力にはならないだろう。御殿山と比較すれば標高が低いし日本海に近いので雪も少なくて藪は薄いと予想。

・お寺に続く破線起点はいくつかあるが、標高が最も高い北西側の標高380mを目指す。高倉集落を通過してダートに変わるかと思いきや、道幅が広い立派な舗装道路が続いてびっくり。広域農道とのこと。

・広域農道の破線入口は林道入口があり「峰山」の案内標識が立っていた。どうやら登山道が存在し藪漕ぎ不要らしい。今日は藪漕ぎはもうおなかいっぱいだ(笑)

・林道はすぐに分岐するが、峰山遊歩道の案内看板は直進を示していたのでそれに従う。後で分かったことだが、この分岐を右折するとお寺マークまで林道で入れたようだった。お寺マークまでの地形図の破線は実際は林道に変わっていたわけだ。林道終点に軽トラがいたので、道幅は狭いものの車の走行は問題ないはず。

・直進する林道はさらに分岐、直進方向は大規模に工事中で車の通行は不可能だったが、遊歩道の案内は左に下る林道を指していた。分岐から数10mで小さな駐車場と絵地図が描かれた大きな案内看板のある遊歩道起点だった。今は工事業者の休憩用プレハブと簡易トイレが建っている。

・絵地図を見ると峰山山頂まで遊歩道が描かれているが、等高線や北の方向が書かれていないので地形図との照合に苦労した。熊野山荘が地形図のお寺マークだろうと予想できたが、主に溜池の位置から地形図上の現在位置が判明した。今いるのは溜池直下。

・遊歩道を出発。目の前には工事中で真新しい土がむき出しの溜池の堰堤が聳える。この工事で遊歩道が寸断されているのではないかと思ったら、遊歩道は堰堤の左(東)を掠めて斜面を登り堰堤の右岸側へ上がり、堰堤を通らずにそのまま東方向へと斜面をトラバースしていた。この間は草が茂ってあまり人が入っている様子は無く、この先が思いやられた。

・大規模な工事は溜池の堰堤強化だった。近年は大雨で溜池が決壊して下流で洪水被害が何度か出ており、今年の台風19号でも同様の被害が確認されている。おそらく危険個所の緊急工事だろう。もう晩秋で稲作も終わっていることもあり、溜池の水は完全に抜かれていた。

・斜面をトラバースした道は顕著な尾根で登りに変わる。これでやっとルートが判明。溜池東側の大きな尾根を登っているのだ。地形図の破線とはルートが異なるが、尾根上はブナ林に立派な遊歩道が続いており、これなら山頂まで大丈夫だろうと思える状態だった。

・妙に捻じれた細身のブナを見るとコンクリートの簡易舗装された林道に出た。絵地図に書かれた林道だろう。路面は一面が杉の落ち葉に覆われて車の通行が少ないことが分かる。車道があるのに歩いたのでちょっと損をした気分だが、大した時間と労力ではないので許容範囲。

・林道の傾斜が緩むと右に歩道が分岐し「熊野大神宮 奥の院」の標識が出ていた。お寺の他に神社があるのかとそちらを歩くと、樹林に覆われた尾根直上に祠が鎮座していた。奥の院だから大きな神社とは限らないのだろう。

・奥の院のすぐ先にコンクリート製の立派な展望台が建っていた。そういえば絵地図にも書かれていたなぁ。私と入れ替わるタイミングで軽トラが林道を下り始め、この林道は車両通行可能であることが判明した。車で入れるのだから遊歩道が寂れるのは当然だろう。

・展望台に立つと東西方向のみ視界が得られる。南北方向は樹林の方が高い。西側には白くなった後立山、頚城山脈。東は米山〜弥彦山が見えた。

・展望台のすぐ東側に三角形の屋根の建物があり、これがお寺マークの正体。「熊野山荘」と書かれておりお寺ではない?? 入口は施錠されており、お寺なのか山小屋なのかよくわからなかった。ここにも遊歩道入口にあったのと同じ絵地図入り案内標識が立っていた。

・ここから峰山山頂までも遊歩道があるはずだが、周囲を見渡しても熊野山荘の裏手に回り込んでも道が見当たらない! 絵地図をよ〜く見ると遊歩道は熊野山荘の右側(南側)を通っていて、そこには小さな谷地形があり微かに道があるような無いような。どのみち尾根上を進めばいいので、このまま東を目指す。

・周囲は杉植林だが関東地方とは違って植林の中でも灌木や根曲がり竹の藪が侵入している。逆に藪があるおかげで昔の道の形跡が浮き上がる。そう、熊野山荘から山頂までの区間は明らかに廃道化していた。階段が整備されているので昔は整備の手が入ったようだが、その階段が藪に埋もれた場所もあり、近年は明らかに整備されていない。

・藪に埋もれた階段を下りて小鞍部に達すると廃道の続きが判別できずに迷ったが、よく見たら左(北)にピンクリボンがぶら下がっていた。これが無ければ根曲がり灌木と根曲がり竹の藪に突っ込んで直線的に山頂を目指すところだった。廃道は峰山山頂部を北側から巻きこむように付けられていた。

・山頂付近は三角点周囲のみ刈り払われており(と言っても最近刈られたわけではなく昔刈った跡が今でも残っている感じだった)、周囲は灌木と根曲がり竹の藪に覆われて展望無し。山頂標識も見当たらなかった。

・帰りは往路を戻る。地形図で高倉集落へ分岐する道には気付かなかったので、あっても薄いか今は藪に埋もれてしまったのかもしれない。どちらにしても目立つ案内標識が無いのは間違いなく、遊歩道より格下なのは確実だ。熊野山荘まで林道が通じてからは車で行くようになったのかもしれない。

 

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